いつの間にか犬が覚えている不思議な行動について
2014 / 01 / 24 ( Fri )
「我が家の犬の変わった行動」
そんな特集がテレビ番組でされる事がありますよね。

見ていると本当に変わった行動をするわんこが多い事(笑)
(中にはただの問題行動って子もいますが^^;)

でも飼い主さんの多くは教えてやるようになった事ではないと言います。

私の愛犬も教えていないのに面白い行動をするようになったので
ちょっとお話をしてみます。

犬が勝手に学習している面白い行動


tantan.jpgつい最近、愛犬に「ごはん?」というと
フセをしてお尻をあげるポーズ(プレイバウみたいな)をしながら
前にステップしてくるようになりました。

ごはんが欲しくて興奮して行った
アピール動きの様なのですが
ついつい面白くて笑顔になっていたら
その行動を繰り返すようになりました。

このように犬に特にこちらが教えていないのに
癖のように行うようになった行動。

これは無意識に人がその行動を強化しているからです。

人が無意識のうちに出している条件性強化子


犬の行動を強化する時に使う物に
条件性強化子という物があります。

もともと犬にとっては意味のなかった物を
好きな物等で後付けで強化する事により
意味のある物にしていく事です。

良く使う物で褒め言葉「イイコ」があります。

例えば「オスワリ」と指示をして「イイコ」と褒めて「おやつがもらえる」
犬は「イイコ」=「おやつの合図」で「正解の合図」だと理解します。

「イイコ」という時に同時に「笑顔」でいると
「笑顔」も「正解の合図」の一つだと合わせて学習していきます。

犬は自分が自主的にした行動に対して
飼い主さんが笑顔であれば
その行動は良い行動だと思い、
自主的に行動を繰り返す事があります。

私も無意識に笑顔になっていたので
無意識に正解を与えていた形になっていました。
(しかもその後にごはんというご褒美もあるのでなおさら!)

こうして無意識のうちに犬に学習をさせている事も
あるということですね。

工夫次第でトリックになる事も


今回の私の愛犬のステップも無意識のうちに
強化させてしまった行動の一つですが
悪い行動ではないので(むしろかわいい行動(笑)
特にやめさせる必要はないのですが、
「フセ」と言ってるのにそのステップをする時は
しっかりと「フセ」との違いをわからせるようにしています。

そこはしっかりしないとステップを踏むだけの犬になってしまいます・・・!(笑)

逆に「ごはん」という単語で「ごはんステップ」として
確立させる方がかわいくて面白いかなあと思いましたので
トリックの一つとして教えてみようと思います。

ここは発想の転換ですが^^

反対に続けて欲しくない行動の時は無視をしてくださいね。

犬と生活をしているとこういう事がとても面白く
また小さい頭で色々考えているんだなあと、
ますます愛おしくなりますね!^^

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16 : 03 : 58 | ドッグトレーニング理論 | コメント(2) | page top
罰は使ってみるまで結果がわからない!?~犬への罰の難しさ~
2013 / 12 / 03 ( Tue )
犬が悪い事をした時に直接声で叱ったり、
体罰を使う事はありますか?
(※ここでの「罰」はオペラント条件付けの罰ではなく
そのままの意味の「罰」を表します)

例えば犬が飛びついた時に足を踏んだり、
ご飯を食べてきたら飛びついて来た時に
大きな声で叱ったり・・・。

直接言って叱った方がすぐに効く、
効くような気がする、のでこういった罰を
使用したくなる気持ちすごーくわかります。

確かに罰には即効性があります。
叱った直後にその行動をやめる事もあります。

人は子供が悪い事をした時に
言葉で叱って言い聞かせますね。

ただ、犬は言葉が理解できないので
その意図がしっかりと伝わらないと
一見収まったように見えますが
以下の様な問題点が現れる事もあるのです。

叱ることが難しい3つの理由こちらの記事でも触れていますが、
今回は「罰」を使った場合の「問題点」をピックアップしてみます。

罰は使ってみるまで結果がわからない!


  • 他の人には問題行動をやる可能性がある!
  • 別の問題行動が出る可能性がある!
  • 嫌われる可能性がある!

例えば犬が人に飛びついた時に「足を踏む」という罰を与えた場合を例にとります。

飛びついた時に足を踏むという罰をあたえた場合、

「そのまま足を踏まれるのが不快なため、飛びつくのをやめる」
(問題行動の解消)


という飼い主さんにとって良い結果が得られる場合もありますが、

「飼い主さんには足を踏まれるからやらないけど他の人には飛びつこう」
(他の人への問題行動発生)


「飛びつくのはやめて吠えるようにしよう」
(別の問題行動発生)


「飼い主さんに近づくと足を踏まれるから近寄らないようにしよう」
(飼い主さんへの嫌悪)


という別の問題が発生する事もあります。
batu.jpg
その行動に対して罰を与えても、
何が正しいのかをセットで瞬時に教えることが難しいことと、
刺激が強すぎる、加減が出来ない、タイミングが難しいため
犬に意図する事が伝えられなかったり、
逆に委縮させてしまったりします。

罰にはこのような問題が発生する可能性があるのです。

犬と飼い主さんの関係や、その犬の性格、
その行動に合った罰をしっかり与えられるか・・・
これを見極めるのは難しく、
そのため天罰や無視を使って褒めることを重点にしたトレーニングが
最近では効果があると言われるようになりました。

以上の事から罰はギャンブルの様な物で諸刃の剣と言えますね。

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11 : 46 : 36 | ドッグトレーニング理論 | コメント(0) | page top
ドッグトレーニング理論⑦系統的脱感作と逆条件付け
2012 / 08 / 24 ( Fri )
夏は雷や花火が多くなって怖がってしまう犬が多く出ますね。

こういった苦手な物を少しずつ克服させていく方法に
「系統的脱感作」「逆条件付け」があります。

系統的脱感作とは


系統的脱感作とは非常に弱い刺激から
徐々に苦手な事に慣らしていく方法を言います。

例えば雷の音のCDを音量を小さくして鳴らし、
時間をかけて音量を大きくしていくと、音に慣れるため
結果として雷の音に反応しなくなります。

逆条件付けとは


逆条件付けとは苦手な事が起きている時に報酬を与えて
恐怖心を減らしていく方法を言います。

例えば雷の音が鳴っている時におやつを与え続けると
嫌いな雷の音のイメージが良いイメージに変わっていき、
結果として雷の音に反応しなくなります。

この二つの方法、組み合わせるとさらに威力を発揮します。

小さく鳴らした雷の音のCDが鳴っている時に
おやつを与えるというようにすると無理なく慣らしていけますね。

ただし、恐怖心をすぐになくすことは難しいので
結果をすぐには期待せず、気長に慣らしていきましょう。

また、これらの方法は吠えやその他の問題行動にも使えるので
覚えておくと良いでしょう♪




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14 : 10 : 03 | ドッグトレーニング理論 | コメント(4) | page top
ドッグトレーニング理論⑥オペラント条件付け~正の罰・負の罰~
2012 / 08 / 17 ( Fri )
オペラント条件付け、正の強化・負の強化に引き続き
今回は正の罰、負の罰についてです。

合わせてこちらも読んでみましょう。
>>ドッグトレーニング理論②~条件付けについて理解しよう~
>>ドッグトレーニング理論④~オペラント条件付けを3つの行動に分けて考えてみよう~

ここで理解しておきたいのが【罰】の意味。

行動が減ることを【罰】と言います。

正の罰


まず、正の罰のお話です。

犬の状態は「普通の状態(不快ではない)です。

飼い主さんに呼ばれたら苦手なシャンプーをされたという行動を例にしてみましょう。

①犬が飼い主さんに「オイデ」の指示をかけられます【最初の状態(普通)】

②飼い主さんの元に行きます【行動】

③オイデの後「シャンプーをされます」【行動の後に嫌なことがあった】

④すると犬は「バッド」な状態になるので
「オイデ」の行動が減ります【罰】

以上から正の罰は<嫌なことがプラスされて行動が減る
という意味になります。

負の罰


最後は負の罰のお話です。

犬の状態は「楽しい、良い状態です。
最初からハッピーな状態ですね。

おもちゃで遊んでいる時に「チョーダイ」の指示でおもちゃを出したら
おもちゃを取られたという行動を例にしてみます。
①遊んでいる犬が飼い主さんに「チョーダイ」の指示をかけられます
【最初の状態(快)】

②飼い主さんにおもちゃを渡します【行動】

③チョーダイの後「おもちゃを取られます」【行動の後に嫌なことがあった】

④犬はおもちゃを取られてしまい楽しい事がなくなりました。
「バッド」な状態になるので「チョーダイ」の行動が減ります【罰】

以上から負の罰は<良いこと・楽しいことがマイナスされて行動が減る
という意味になります。


この二つの大きな違いは
最初の犬の状態が「普通の状態」か「楽しい、良い状態」であるかですね。

普通の状態に嫌なことがプラスされて行動が減るか、
楽しい状態をマイナスされて行動が減るかの違いです。

どちらのパターンも行動が減るということが分かったでしょうか?

以上がオペラント条件付けの理論になります。

ちょっと難しいですが、
普段の犬の行動、飼い主さんの行った行動、その結果…を見ていると
この理論に当てはまることが分かってくると思います。

参考までに♪

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15 : 01 : 49 | ドッグトレーニング理論 | コメント(4) | page top
ドッグトレーニング理論⑤オペラント条件付け~正の強化・負の強化~
2012 / 08 / 16 ( Thu )
「好きなこと・良いこと」は何回も繰り返そうとし、
「嫌いなこと・嫌なこと」は回避しようとする
オペラント条件付け

この条件付けには
  • 正の強化
  • 負の強化
  • 正の罰
  • 負の罰

の4つのパターンがあります。

何がどう違うのか、言葉だけ見てもさっぱり分かりませんよね??

まずは正の強化、負の強化からお話ししていきますので
例を交えて見ていきましょう!

理解しておきたい言葉が【強化】ですが、
行動が増えることを【強化】といいます。


正の強化


まず、正の強化のお話です。

ここでの犬の状態は「犬が普通の状態(不快ではない)」です。

飼い主さんが犬にオスワリと指示して褒めるという行動を例にしてみましょう。

①犬が飼い主さんに「オスワリ」の指示をかけられます【最初の状態(普通)

②オスワリをします【行動】

③オスワリの後「褒められます」【行動の後にいいことがあった】

④すると犬は「ハッピー」な状態になるので
「オスワリ」の行動が増えます【強化】

以上から
正の強化<良いことがプラスされて行動が増える
という意味になります。

負の強化


続いて負の強化です。

正の強化と大きく違うのは犬の最初の状態が「不快」なことです。

他犬に大きな声で吠えられている状態で逃げるという行動を例にします。
①他犬に吠えられます(犬にとっては不快な状態です)【最初の状態(不快)

②ここで走って犬の前から逃げます【行動】

③走った結果犬に吠えられる不快な状態がなくなりました
【行動の後にいいことがあった】

④すると犬は「ハッピー」な状態になるので
「犬に吠えられると逃げる」という行動が増えます【強化】

以上から
負の強化は<悪いことがマイナスされるのでその行動が増える
という意味になります。


大きな違いは最初の犬の状態が不快か、そうでないか。

ですが行動の後に犬にとってハッピーな事がある点では同じですね。

ハッピーな事があるので、その行動が増えました。

この二つの条件付けでは行動が増えるということが分かったでしょうか?

では続いては正の罰、負の罰についてです。

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