犬の行動を理解しよう~転位行動と常同行動~
2011 / 07 / 28 ( Thu )
犬が急にくるくると回り出した…
穴を掘る仕草をした…
など急に意味のわからない行動をすることがありますよね?

これを転位行動と言います。
カーミングシグナルのお話の時にも少し触れましたが、
今回はこの転位行動について詳しくお話します。

犬の転位行動とは


犬は自らのボディランゲージで、相手をなだめる行動を行います。
これをカーミングシグナルと言います。

これには自分の気持ちを落ち着かせたり、
相手を落ち着かせるという意味があり、
代表的な物にあくびや体を振るなどがあります。

その中の一つに「転位行動」があります。
tenka.jpg
これはストレスが極限まで達したり、
どうすればいいのかわからない時などに
全く関係のない動作で気を紛らわす行動です。

人間で言うとイライラして壁を殴ったり等の
いわゆるやつあたりや、
質問に応えられなくて頭をかいたり等…

要するに行動自体にあまり意味はありません。

犬で見られる行動としては
  • ぐるぐる回る(尻尾を追いかける)
  • 前足を舐める
  • 穴を掘る
  • 近くに落ちていた枝を噛む
等が見られます。
こういった行動で犬はストレス解消をしているのですね。

ちなみに転位行動と似たものに転嫁行動がありますが、
これは行動の対象が同種の生き物等に行く場合を指します。

大体この行動は瞬間的に見られるものなので問題はないのですが、
継続的に見られる場合は少し問題があります。

それが常同行動(常同障害)です。

犬の常同行動とは


上記のような意味のない行動がずっと続いている状態を
犬の常同行動(常同障害)と呼びます。

転位行動で見られるストレス発散の行動が常に見られている状態…
要するに常にストレスがたまっているという状態です。

犬としては精神的に限界でSOSのサインです。

尻尾を追いかける犬は回り続けた挙句、尻尾を噛みちぎってしまったり、
前足を舐める犬は毛が赤く縮れたり、血が出てしまったりと
自傷行為にも発展していきます。

常同行動が起きる原因は
  • 退屈
  • 不安
  • 環境の変化
  • 飼い主さんとのコミュニケーション不足
などの長期的なストレスが原因の場合が多く、
この原因を取り除かない限り続くことが多いです。

動物園でストレスのたまったライオンが檻の中でうろうろと同じ場所を
行ったり来たりしているのも常同行動の一つですね。

これらの行動は叱ると逆効果な場合が多いので、
問題の解決にはストレスの原因を探してあげることが重要です。



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テーマ:わんことの生活 - ジャンル:ペット

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