犬の内部寄生虫~犬回虫について~
2012 / 05 / 16 ( Wed )
犬の内部寄生虫で最もポピュラーなのが、「犬回虫」です。

子犬を飼っていたら便から白くて長い物が出たということはなかったでしょうか。

今回は犬回虫症についてお話します。

犬回虫とは


回虫は寄生する動物によって名前が変わります。
回虫の中でも犬に寄生するのが「犬回虫」です。

犬回虫は人にも感染する人畜共通感染症の一種です。

回虫は小腸腔内に寄生し、犬が摂取した食べ物を採食します。
そのため成犬には目立った症状が出ないのが特徴です。

しかし抵抗力の弱い子犬は症状が出てしまいます。

母犬が犬回虫に感染していると子犬へ
胎盤を通じて感染する“経胎盤感染”
母乳を通じて感染する“経乳汁感染”
を引き起こしてしまう為、
生まれた子犬が回虫に感染している事が多くあります。

これを防ぐためには子犬を産ませる前に駆虫を行うべきですが、
劣悪な繁殖環境の場合などでは駆虫もせず不衛生な為
感染が多いようです。

犬回虫のライフサイクル


犬回虫の卵が便に排出されると、発育を開始し、
子虫が形成されます。

この子虫が形成された卵を経口的に摂取すると
小腸上部で子虫が孵化し、
肝臓→肺→気管支→気管→咽喉頭部→食道→胃→小腸腔
という順番に、移行していきます。

移行していく間に成虫になっていきます。

犬回虫と似た寄生虫で犬小回虫という物がいますが
犬小回虫は体内を移行せず、小腸上部にとどまり
また、胎盤感染や乳汁感染を起こしません。

犬回虫症の症状


成犬にはほとんど症状が出る事はありません。
子犬の場合
  • 成長不良
  • 栄養失調
  • 衰弱
  • 貧血
等を引き起こします。

回虫の存在によって腸管運動が損なわれると
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 腸閉塞
等の症状も見られます。

また、子虫が組織内を移行するため
肝臓、心臓、肺などにも障害を引き起こしたり
回虫毒素により神経症状が見られる事もあります。

犬回虫症の治療と予防


犬回虫は駆虫薬を飲ませることにより駆虫出来ます。

また、犬回虫は生存力が強い為
駆除後も環境が不衛生な場合は感染を繰り返すことが多いので
不衛生な場所の散歩を避けたり、
犬が生活している場所の消毒を行うなどの対策をします。

消毒にはオルソ剤を使用します。



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