犬の毛色の遺伝子の話~ダップル&マールについて~
2012 / 08 / 07 ( Tue )
dappuru.jpgダックスシェルティなど一部の犬種に
灰色や白っぽく色が抜けているカラーがある事はご存知ですか?

ランダムに色が抜けていて、斑になっておりその色合いがとてもきれいなカラーです。

ダックスではダップル、シェルティではマールといいます。(以下ダックスを中心にダップル遺伝子の表記で話を進めます)

このダップルというカラー、繁殖は非常に難しいカラーとされます。

なぜダップルの繁殖が難しいのか
ちょっと難しい話になってしまうのですが
簡単にまとめてお話します。

ダップル遺伝子とは


ダップル遺伝子は簡単に言うと部分的に毛色を脱色させる遺伝子です。

ダップルという言葉も斑(まだら)という言葉から来ています。

ダップル遺伝子の発現した場所は色が抜けたようになります(まだらになる)

例えば黒い毛の上に現れれば白い毛になりますし、
目の近くに現れたら目が青くなります。

ダップルの遺伝子をMとし、そうでないものをmとしてお話を進めます。

遺伝子は親から一つずつもらいます。

すると、
Mm、MM、mmの組み合わせが出来ますね。

Mはmに対して優性遺伝子ですので
Mを持つダックスはすべてダップルになります。

そのため、
Mm=ダップル、MM=ダップル、mm=その他のカラー(レッドやブラックタンなど)
となります。

ここで問題となるのはMMの組み合わせの遺伝子です。

ダップルの遺伝子(M)は別名半致死遺伝と言われ、
ダップル同士の交配から生まれるMMの遺伝子を持つ犬は
重大な色素欠乏により目や耳に障害を持っていたり、
内臓に疾患を持っていたり、死産になったりする確率が50%と
非常に高いのです。
(ダブルダップルといいます)

片方の親がダップルであるMmの組み合わせでも
25%の確率でこういった障害を持つ犬が生まれる可能性があるとも言われます。

そのため、ダップル同士の掛け合わせはもちろんNGですし、
ダップルの交配自体もかなり難しい物
とされます。

ダップルを飼いたい場合は信頼のおけるブリーダーさんの元で
しっかりとお話を聞いてお迎えした方が良いでしょう。

素人繁殖の危険性


以上のことから、ダップルの交配は難しい事がお分かりいただけたでしょうか。

ダックスは人気犬種でたくさんの方が飼われています。

そのため、素人繁殖も多い犬種です。

何も知らずにダップル同士を掛け合わせてしまった飼い主さんもいます。

また、ダックスはダップル以外にもカラーバリエーションが豊富で
毛色の掛け合わせが難しく、プロでも生まれてくる子犬の予想は難しいとされます。

ダックスに人気の薄いカラーも色素が薄くなるので
組み合わせには注意が必要です。

もし、お友達の中でダックスを自分で繁殖してみたいと言っている人がいたら
これらの話をしてあげてください。

毛色の他にも遺伝性疾患など繁殖には考えなければいけない事がたくさんあります。

ダックス以外の他の犬種でもその犬種ごとに交配のタブーなどがあります。

もっともっとたくさんの勉強が必要です。

今回のお話はたくさんある繁殖の注意点の中の一つにすぎない事をお忘れなく!

この記事を読んだ人は次のエントリも読んでいます。



Sponsored Links
安全性と栄養バランスに優れた無添加国産のプレミアムドッグフード 犬のことだけを考えて作った犬のごはん

テーマ:わんことの生活 - ジャンル:ペット

15 : 24 : 10 | 雑学 | コメント(0) | page top
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |