罰は使ってみるまで結果がわからない!?~犬への罰の難しさ~
2013 / 12 / 03 ( Tue )
犬が悪い事をした時に直接声で叱ったり、
体罰を使う事はありますか?
(※ここでの「罰」はオペラント条件付けの罰ではなく
そのままの意味の「罰」を表します)

例えば犬が飛びついた時に足を踏んだり、
ご飯を食べてきたら飛びついて来た時に
大きな声で叱ったり・・・。

直接言って叱った方がすぐに効く、
効くような気がする、のでこういった罰を
使用したくなる気持ちすごーくわかります。

確かに罰には即効性があります。
叱った直後にその行動をやめる事もあります。

人は子供が悪い事をした時に
言葉で叱って言い聞かせますね。

ただ、犬は言葉が理解できないので
その意図がしっかりと伝わらないと
一見収まったように見えますが
以下の様な問題点が現れる事もあるのです。

叱ることが難しい3つの理由こちらの記事でも触れていますが、
今回は「罰」を使った場合の「問題点」をピックアップしてみます。

罰は使ってみるまで結果がわからない!


  • 他の人には問題行動をやる可能性がある!
  • 別の問題行動が出る可能性がある!
  • 嫌われる可能性がある!

例えば犬が人に飛びついた時に「足を踏む」という罰を与えた場合を例にとります。

飛びついた時に足を踏むという罰をあたえた場合、

「そのまま足を踏まれるのが不快なため、飛びつくのをやめる」
(問題行動の解消)


という飼い主さんにとって良い結果が得られる場合もありますが、

「飼い主さんには足を踏まれるからやらないけど他の人には飛びつこう」
(他の人への問題行動発生)


「飛びつくのはやめて吠えるようにしよう」
(別の問題行動発生)


「飼い主さんに近づくと足を踏まれるから近寄らないようにしよう」
(飼い主さんへの嫌悪)


という別の問題が発生する事もあります。
batu.jpg
その行動に対して罰を与えても、
何が正しいのかをセットで瞬時に教えることが難しいことと、
刺激が強すぎる、加減が出来ない、タイミングが難しいため
犬に意図する事が伝えられなかったり、
逆に委縮させてしまったりします。

罰にはこのような問題が発生する可能性があるのです。

犬と飼い主さんの関係や、その犬の性格、
その行動に合った罰をしっかり与えられるか・・・
これを見極めるのは難しく、
そのため天罰や無視を使って褒めることを重点にしたトレーニングが
最近では効果があると言われるようになりました。

以上の事から罰はギャンブルの様な物で諸刃の剣と言えますね。

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