犬のチャイム吠えを予防するために“通販”を利用しよう!
2011 / 11 / 29 ( Tue ) 今回の記事のタイトル、ちょっと謎めいていますよね(笑
チャイムが鳴ったらワンワンと吠える、チャイム吠え。 この予防として“通販”が我が家ではとても効果がありました。 どうして通販が?と思ったそこのあなたへ、 今から種明かしをお話します^^ チャイムの氾濫と社会化![]() 1歳になる直前ぐらいから少しずつ警戒心が増え、チャイムの音に対して少し(1吠えぐらい)吠えるようになってきました。 ちょうどその頃ぐらいに私はネット通販をよく利用していて 毎日チャイムが唐突に鳴る機会が設けられていました。 毎日チャイムが鳴って宅配業者が来る・・・ するといつの間にかチャイムに反応しなくなっていました。 そうです、通販には家から出ずに便利にお買い物出来る以外に
あまりに毎日来るので、日常の刺激として慣れてしまったのですね。 これは刺激を連続して与えて刺激に慣らす“氾濫法”と言われる方法に近いですが、 すごく自然に犬は受け入れることが出来ました。 飼い主さんが行うチャイムトレーニングだと、 音に対しては慣れることが出来ますが、 宅配業者さんが来るという刺激がないため、 宅配業者さんの声で吠えてしまうということがあります。 そのため、通販やデリバリーなどをあまり吠えない時期から 頻繁に利用してみると「チャイム+他人」が来るという刺激に 自然と慣れていけるということです。 宅配業者以外には知り合いに来てもらうという方法もありますが 都合がつかない場合はなかなか難しいので、 こういった日常を利用してみると良いでしょう。 子犬の頃によく来てもらうと社会化の面からもさらに効果的ですね。 子犬やあまり吠えない子にはちょうど良い刺激となりますが、 すでにマックスで吠えてしまう子は こちらよりチャイムでハウスに行かせたり、 落着くように指示をする方法を行うのが効果的かと思います。 愛犬のグッズやフードを買う時など、ネットショッピングや 通販をこまめに利用してみると良いトレーニングになります。 「チャイム+宅配業者さん=美味しいおやつが来る」 ということを覚えると吠えなくなったという子も中にはいるので 機会があれば是非試してみてくださいね。 この記事を読んだ人は次のエントリも読んでいます。 テーマ:しつけ・トレーニング - ジャンル:ペット |
日常の音に対して吠える犬への3つの対処法
2011 / 09 / 21 ( Wed ) ![]() これは社会化不足だったり、性格による物だったり、 警戒心が強い犬種の場合その特性が表れた物だったりと様々な理由があり、 犬にとっては変わった行動ではないのですが、 人にとってはちょっと厄介な癖ですよね。 この癖を治す場合はまずは何の音に反応するのか、 しっかりとその子の苦手な物を把握するところから始めます。 有効な対処法としては下記の3つがあります。
子犬の頃の社会化まずは予防策ですが、音に対して敏感に反応する子というのは 子犬の頃からその傾向が見られます。 こういった子は小さな頃から様々な音を聞かせて 慣らすということが、他の子よりもたくさん必要になります。 音に限らず色々な物にもびっくりしてしまう傾向が見られると思うので パピーパーティやしつけ教室などに早めに行かれることをお勧めします。 子犬は成犬よりも刺激を吸収し、慣れやすいので この頃の社会化はとても意味のあることです。 系統的脱感作法音に吠えてしまう子犬や、音に吠える癖がついてしまった成犬、 どちらにも使える対処法の一つに“系統的脱感作法”という物があります。 系統的脱感作法とは 「犬が反応する(この場合は吠え)刺激をごく小さい物にして、 という方法です。反応を起こさなければ刺激を少しずつ強めて行き、 最終的には最初に反応していた刺激が起きても 反応しないでいられるようにする」 例えばテレビの音に吠える犬の場合は テレビの音を最小にし、吠えなければ少しずつ音量を上げて行き、 元の音に戻しても吠えなければ成功したと言えます。 この時「吠える行動を起こさなければ、ご褒美をあげる」というようにすると さらに効果が上がります。 (ちなみにこれは逆条件付けと言います) 刺激を連続して与えて刺激に慣らすもう一つの方法に「刺激を連続して与えて刺激に慣らす」という物があります。 難しい言葉で言うと“馴化”の“氾濫法”という物になります。 (用語はちょっと小耳にはさむだけで良いです^^;) 例えば鍵を開ける音に対して吠える犬の場合は、 連続して鍵を開け続けるとその音自体にいずれ慣れて行きます。 連続した刺激を与えて吠えなくなった時には褒めてあげます。 この方法脱感作法と比べて少々手荒な感じはしますよね。 そのため、犬に多少なりともストレスがかかるので オススメされない事があります。 何かの経験でその刺激にトラウマを抱えている子、 その刺激に対して恐怖を感じている子などはNGです。 例えば風船が割れる音に対して恐怖を感じて吠えた子の前で 風船を割り続けるというのは… どうでしょうか? 刺激が強すぎますよね。 私自身そんなことをされたら怖いと思ってしまいます^^; しかし環境音、些細な音に対して警戒して吠えてしまう子には 有効な方法かと思います。 (チャイム吠えを治す方法の一つのにも使用されますね) 上記3つの方法は音に対する吠えを直すにはすべて有効な方法です。 根気のいるトレーニングとなりますが継続して続けてください。 その子の様子を見ながら、どの音に反応するのか見極めて その子に合った方法を試してみてくださいね。 この記事を読んだ人は次のエントリも読んでいます。 テーマ:しつけ・トレーニング - ジャンル:ペット |
散歩中に他の犬に吠えてしまう犬の対処法
2011 / 08 / 17 ( Wed ) ![]() 自我が出てくると少しずつ自己主張することが出てきます。 例えばお散歩中に他の犬に吠えるということがありますね。 これは「他犬とすれ違う時のお散歩マナー」の記事でもお話しましたがマナーとして吠えずにすれ違いたいもの。 お散歩でのすれ違いの目標は 「興奮することなくすれ違えること」 です。 成長するにつれ出てくるであろうこの吠えは 下記の二つの原因が考えられます。
前者は社会化不足、後者はコントロール不足と考えられます。 犬が好き=社会化が良く行われたと考えられますが、 途中で飼い主さんの指示に従わせる様にしていかないと 飼い主さんより犬と遊ぶことの方が好きになってしまうことがあります。 今回はより実践的なトレーニング方法をお話します。 ・・・というのも 実は私の愛犬(Mシュナ/♀/10ヶ月 ![]() 警戒吠えをするようになってきたので 実際に行っているトレーニングの紹介になります^^; 彼女の吠えは警戒の吠えで、攻撃の意思はありません。 (ケンカを始めるようなことはしないため) ぱっと見つけたら反射的に反応してしまう軽度の吠えです。 仕事の関係上夜遅くに散歩に行っているため あまり他犬とすれ違う機会がなく 少しずつ警戒心が芽生えてきたという状況です。 さて、私が行っている方法はというと・・・ アイコンタクトとツイテを使用し、吠えずに進めたら褒めるタイトルそのままずばりですが(笑) 「アイコンタクトとツイテを使用し、吠えずに進めたら褒める」 これだけです。 犬を見つけたらすかさず名前を呼びます。 初めのうちは片手には常におやつを持っておきましょう。 おやつを持っていると興奮した時にもすぐにこちらへ集中を向けられるからです。 名前を読んでもだめそうな時はすぐにおやつをちらつかせます。 名前を読んでそのまま集中したまま通りすぎたり、 ツイテが出来る子は集中した後に ツイテと指示をかけて通り過ぎたりします。 とにかく意識をこちらに向けさせることが重要です。 犬は二つの行動を同時に行うことが出来ないため、 ここでは他犬を見て吠えるという行動が消えます。 これを繰り返すと他犬を見つけるたびにこちらへ集中する癖がつき、 指示せずとも冷静なお散歩が出来るようになります。 オスワリさせて相手が通り過ぎるまで待たせるという方法でもいいのですが、 この方法をやると相手も「早くいってくれないかなあ」と待っている場合 解決しないので、状況によって方法を変えてていきましょう^^ 「すれ違う」という経験をたくさんさせて、 その分しっかりと反復練習すれば修正出来きます。 社会化が不足してしまった子や、犬種的に吠えやすい子と言うのは 吠えたからと言って悲観したりあきらめたりせず、トレーニングでカバーしてあげましょう♪ この記事を読んだ人は次のエントリも読んでいます。 |
ドライブ終了後の車内で犬が吠える原因と対処法
2011 / 02 / 22 ( Tue ) ご相談をいただきましたm(__)m
シートベルトを外すとワンワンワンと大きな声で鳴いてしまいます。 移動中や装着する時は大丈夫なのですが、外すとき鳴くのです。 あとは、車をバックする時にも鳴きます。なぜでしょうか。 性格は甘えん坊で、家ではいつも私の後ろをついて回るような子です。 ![]() 車の中で、走行終了時に吠える…という問題行動、実はよく聞きます。 今回は“シートベルトを外す”“バックする”という行為ですが、他には“エンジンを止める”“ウインカーをつける”なども反応しやすいようです。 原因としては
などが考えられます。 この子の場合は飼い主さんにべったりなことから いなくなってしまう「不安」から吠えが出ているように思います。 シートベルトをはずした後 ギアをバックに入れた後は飼い主さんは何をしますか? 車を出る、駐車をして買い物に行く…などじゃないでしょうか。 するとこの二つは「飼い主さんが車を出て行ってしまう合図」となります。 わんこはこの無機質な音を 飼い主さんがいなくなる合図と結び付けてしまっているのですね。 これはチャイムの音が鳴る=知らない人が来る=吠えるということと似ています。 対処法
まず、不安で落ち着けないということからハウスを利用しましょう。 ハウストレーニングをしてるとハウスがあれば落ち着けます。 ハウスの中は周りが気にならないため、落着きやすいと言えます。 次にシートベルトの着脱を繰り返してみましょう。 最初は吠えるでしょうが、何度も何度も繰り返すと シートベルトの着脱の音がしても飼い主さんがいなくならないことに気付きます。 するとシートベルトの音に対して過剰な反応はしなくなりますので、 吠えなくなったらおやつをあげましょう。 さらに吠えていない時にはそのまま一緒に外に出てあげましょう。 置いていかれるから吠えていたのであって、 連れていってくれるとわかったら不安からの吠えもなくなります。 連れていく時、置いていく時…とランダムにしてみます。 犬を車内に置いていくということさて、ご相談内容からは少し外れますが一つお話を。 不安からくる問題行動ということで車内の話をしましたが わんこを車内に置いておくということは好ましくありません。 理由としては
盗難はそもそも犯罪で、確率としては低いことですが、 わんこの盗難というのは実際に何件も起きている事件です。 また、熱射病や熱中症は真夏の車の中では確実に起こります。 真夏の車内での放置は止めましょう。 外が暖かいだけでも、密閉された車内は気温上昇しやすいということを 頭に入れておいてください。 ちょっと暑いな…と思う気温なら車内に置くことは避けましょう。 以下は気温の面をクリアしていることを前提としてのお話です。 わんこと一緒に生活して外に一緒に出るとなると わんこOKのところばかりではないため、 車内での待機をせざるを得ない場合もあります。 その場合は
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感情表現?犬の吠え声の意味を理解しよう!
2010 / 12 / 24 ( Fri ) わんこは話せない分、ボディランゲージで感情表現をしますが、
吠え方からも、わんこの感情を読み取ることもできます。 「吠える」というと「うるさくてイケナイこと」と思われがちですが、 わんこにとっては吠え声も本能で行うコミュニケーションの一つです。 必死に私たちに何かを伝えようとしていることもあります。 吠えるのをやめさせる前にどんな意味があって吠えているのか 吠え声から感情を読み取ってみましょう。 吠え声の高さと速度から感情を読み取る![]() また、吠えるスピードが“速い”と興奮していて“遅い”と落ち着いています。速度からは犬の興奮度がわかります。 吠え方から感情を読み取る吠えると言っても聞いていると色々な声のトーンがあるのに気付きます。 犬種によって声の質、大きさは違いますが、吠え方は同じです。 どんな意味があるのか考えて聞いてみましょう。
ただ「吠える」ということを叱るのではなく、 吠え方からわんこがどんな感情なのかを読み取ることも重要ですね。 ストレスから吠えているのに、叱られても何の解決にもなりませんね。 むしろ、必死に飼い主さんにSOSを出していると理解してください。 吠えること自体が悪いことではありません。 ドッグランでも人や他のわんこに攻撃的に吠える場合は問題ですが、 遊びに誘う際の吠えは、悪いことでしょうか。 ただ、吠えが人との生活の中で迷惑となる場合は 止めさせるようにしましょう。 この記事を読んだ人は次のエントリも読んでいます。 テーマ:しつけ・トレーニング - ジャンル:ペット |